「ソルガムきび」ってなに?

投稿日:2016.02.10

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ソルガムきびは、イネ科の穀物で「モロコシ」「タカキビ」「コーリャン」などとも呼ばれています。

子実は食物に、茎葉はキノコの培地に、使用後の培地はメタン発酵によるエネルギーになるなど、多段階の活用が可能な資源作物で、乾燥に強く成長力が高いため、省力栽培が可能です。

また、ソルガムきびの実はアレルギー物質を含まずポリフェノールやGABA(ギャバ)といった高機能性物質が豊富な健康食品としても活用が期待されています。

そこで、ソルガムきびの活用による新たな事業モデルの創出を目指し、信州大学と長野市は共同で本調査事業の研究に取り組んでいます。

長野市耕作放棄地におけるソルガムきび活用調査共同研究(H25〜)

長野市では広域合併の結果多くの中山間地を抱え、地域を担う人口の減少から耕作放棄地が増え続けています。市内農地の22.7%に当る1,634haが耕作放棄地で、そのうち中山間地域では73.0%にのぼります(世界農林業センサス:H22年)。また2040年に向けて0-59歳の人口は30-40%と大きく減少する中、75歳以上は70%の増加となり高齢化が加速する見込みです(NUCUPS:H26年)。

こうした地域課題を解決するため、未来の穀物『ソルガムきび』のカスケード利用によって、人・産業・エネルギー等の創成や農業・農地の保全を担う多角的な地域自立型循環モデルの開発を行ってきました。平成27年度の本事業の成果として、省力栽培システムや子実の実用化システムが構築されてきています。現在の産官学民一体となった研究遂行体制のもと、地元地域および長野県内、ひいては日本全土へ汎用的に展開可能な普及体制の確立へ向けて邁進中です!

ソルガムきびの調理特性

① ノンアレルゲン

23 品目のアレルゲン物質を含まない夢の穀物です。GABA(ギャバ)やポリフェノールも含む栄養価の高い機能性を持ち、小麦アレルギー等に悩む未来の子どもたちの救世主になるかもしれません。

② 穀物利用

いわゆる雑穀として、お米と一緒に炊き込んだり、クスクスのようにサラダにも使えます。外皮に栄養がたくさんあり、全粒粉として利用することも考えられます。

③ 粉物利用

さまざまな粉物料理に展開可能です。揚げ物に使うとカラッと揚がります。ただし、グルテンを含まないことで粘着性が少なく、「つなぎ」に工夫が必要になります。

DSC_0162長野市内で試験栽培!

平成26年度より、長野市七二会地区の圃場をお借りし、試験栽培を行っています。本年度は、七二会の圃場にて栽培講習会を開催いたします!

投稿日:2016.02.10 カテゴリ:その他

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